このプロジェクトは、都市型企業と農山村地域が交流・連携することで、都市と農村双方にWin-Winの関係を創出する目的で行っており、平成27年度より日本生命相互会社と鮭川村が「ニッセイ鮭川の森」を核として交流を開始しております。今年度は東京や仙台、山形市内から総勢24名が参加しました。

 

大杉

1日目は古民家レストランでの入村式から始まり、「ニッセイの森」のそがき作業を宇津森土地改良区や岩木地区の方々と共同で行いました。みなもとやもり

 

その後、ため池や谷地不動を散策しながら、森づくりの大切さについて学びました。

森がきれいな水が生み、その水で鮭川村や宇津森地区の豊かな農産物や希少な動植物が守られていることを参加者は実感していました。

 

 

谷地不動

 

農業体験として稲刈り作業をした後、岩木地区公民館で交流会が開催され、地元の郷土料理を囲みながら、地元住民と熱い想いを語り合い、大いに盛り上がりました。稲刈り稲刈り2

交流会

2日目は、サケの遡上と受精作業の見学をしました。

村の中心部を流れる鮭川は全国有数の清流としても知られ、毎年サケが遡上してきます。ここでも森づくりの大切さを実感しました。

 

 サケサケ2

 また、今後の村の滞在型ツーリズムの仕組みづくりのお手伝いとして、村内で初めて自転車を活用したプランを体験いただきました。「第1回鮭川村サイクルラリー大会」と題し、鮭川村エコパークをスタートし、村内の名所を自転車で回りながら秋の鮭川を満喫していました。

サイクル

 途中、サケの遡上の様子や、白鳥が飛び交う様子を眺めることもできました。

 各ポイントでは食用ほおずきや黒ニンニク、玉こんが振舞われ、ゴール後は中央公民館で芋煮会を楽しみました。

サイクル3サイクル4サイクル5サイクル6いも煮

 2日間とも晴天に恵まれ、昨年度以上の地元住民との深い交流に、参加者には大変喜んでいただきました。また、日本生命の参加者からは今後の鮭川村との連携の在り方についても多数提案いただき、ますます交流が深まることが期待されます。